日本の株価の決定要因

今回は、日本株式の動向について、いただいた質問をもとにお話ししたいと思います。

<Q>
日本の株価の決定要因は何が主たる要因として考えられるのでしょうか?


----------------------------------------------------------------------------------------
<A>
日本株全体として見れば輸出関連株のシェアが高く、また海外投資家の売買シェアが高いため、海外の状況に大きく左右されると考えてよいです。国内の経済状況よりも海外の経済状況や為替動向などに注目されるとよいでしょう。

なお、個別株の場合には内需関連であれば国内の経済状況に左右されるといえます。
----------------------------------------------------------------------------------------


東京証券取引所第一部における売買シェアのうち約7割が海外投資家による売買となっています。ここから推察するに、わが国の株式動向は海外の経済状況に大きく左右されやすい側面を持っているのではないかと考えられます。

また、日経平均株価に採用されている企業を見れば分かるように、我が国においては輸出関連株のシェアが高いため、為替や海外動向が与える影響は実際の経済でも大きいと想定されます。

このように考えると、わが国の株式動向は国内経済の状況よりも、海外の経済状況等海外要因の方が大きな影響を与えているといえ、現状の株価を見ても、欧州債務危機等海外の状況に大きく左右されていると判断できます。

国内経済は悪くないのに株価は下がっている。なぜ・・・?この疑問の答えも結局海外要因が日本株の動向を決めているからといえます。外国人の売買シェアから判断すれば、海外要因が決定する割合は7割ぐらいとも想定できます。日本株を売買する場合であっても、為替や海外状況には特に目を向けておく必要があるといえるでしょう。

なお、内需株については、当然ながら個別企業動向はもちろん、国内経済の状況が大きな影響を与えるため、個別株のうち例えばホテルや鉄道などは国内経済の状況を中心に見ておくとよいでしょう。それが一つの投資のポイントになると思います。


※伊藤氏のメルマガ「時代を勝ち抜くマネー学 - これからの生活に活かす -」では、読者からの質問に答えるQ&Aコーナーを連載。質問も受付け中!


<<今日のマネーTIPS>>

<問題>
東京証券取引所によると、2011年度の株式分布状況のうち、外国人の株式保有比率(金額ベース)は何%だったでしょうか?


<解答>
26.3%


短期で見た場合には、外国人の売買シェアは7割ほどとなっていますが、2011年度における外国人の株式保有比率(金額ベース)は26.3%となっています。これは、2009年度(26%)以来の低水準であり、欧州危機問題や収益回復期待が見込みにくい業種が売られたためと想定されます。



ビジスパメルマガ1号 無料でプレゼント!<締切:2012年8月31日>
登録はメールアドレスだけ(選択式アンケート1問あり)。簡単に有料メルマガ1号分が読めます。ファイナンシャルプランナーの伊藤氏が保有している株の銘柄も公開!

伊藤 亮太氏メルマガ「時代を勝ち抜くマネー学 - これからの生活に活かす - 」配信中!

有料メルマガ配信サービス「ビジスパ」では、向上心と情報感度の高いビジネスパーソンに向け、ビジネスジャンルのコンテンツ、ビジネスパーソンの関心の高いコンテンツを配信中。